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「妄想と現実の間で。」 へのレビュー

短尺で、軽快さが際立ってはいますが・・・。

2018年09月04日   一陣の光 さん

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短尺なのに、盛り込まれている内容は濃く、
確かな読後感をしっかりと残す”草野紅壱”
先生、表題作・全十八話と短篇二本が収録
された単行本。
印象に残った収録作品は、実弟”真平”のこ
とを、幼い頃から異性として意識している
実姉”璃千佳”。”真平”に、彼女が出来た事
を知った”璃千佳”の想いは・・・な、短篇
「ずっと一緒のあなたと私」。骨太な設定
ゆえ、短尺なのがもったいない、と、いう
感想を持った、お話でした。
読んでいて感じたのは、短尺ながらインパ
クトのある設定な、前述の「ずっと~」や、
表題作「妄想と現実の間で。」の、夢見が
ちな妹・弟と、己が欲望を真正面から捉え、
リアリストな姉、という設定からコミカル
に見える展開の中に”草野紅壱”先生が本来、
持ち合わせているクールな眼差しが感じら
れる点。ストーリーの骨格は、骨太でカッ
チリと出来上がっているので、長尺で読ん
でみたかった、という、感想を抱いた一冊。

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