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「彼女とつーぴー 1」 へのレビュー

ノスタルジックに描かれる、作品内の世界観。

2018年08月11日   一陣の光 さん

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郷愁誘う、素朴で温かみのある絵柄と、
初めて異性と付き合う男・女の、恋心
に真っ直ぐな姿を描いた”森井暁正”先
生、第一話から第六話と巻末特別おま
けマンガを収録した、一巻目。
印象に残った収録作品は、隣の席にな
った”瀬賀遊子”としたジャンケンで勝
ったがゆえに、彼女とお付き合いする
事になる”天堂ジン”・・・な、第一話
「棒たおし」。用意周到に準備をして
いた感、のある”瀬賀遊子”の、絶妙な
『いじらしさ』が記憶に残る、お話で
した。
読んでいて感じたのは、初めて異性と
お付き合いをする男・女の、戸惑いと
緊張感を程よく提示しながら、ゲーム
を通して打ち解け合う二人を、ノスタ
ルジックに描いていました。怖いもの
知らずで大胆な”瀬賀遊子”と、まだま
だ、お子様な”天堂ジン”との、絶妙な
バランス感覚が光る、郷愁さそう一冊。

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