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「たちまち はだかの業界物語」 へのレビュー

現場力・人間力が、高度に要求される世界。

2020年03月30日   一陣の光 さん

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量産される規格品・工業製品とは異なる現場力・人間力
が高度に要求される世界なんだな、と、読了後に感じた
”安田理央”先生原作・”前川かずお”先生作画、の表題作
Chapter1~10を収録した、単行本。
印象に残った収録作品は、図らずもAV男優となった男性
主人公”松浦佳也”。渋い作品が上映される名画座の前で
再会したのは、彼が『初カラミ』したAV女優・”りんな”
こと”白田里美”・・・な、「Chapter・6」。
読んでいて印象的だったのは、AV製作現場の現実・現状
をこと細かく描いている点。工業製品とは異なり、作り
手が文字通り『ハダカ』で向き合い、その人間性が色濃
く反映されている世界の日常がリアルに描かれていまし
た。ヒロイン”里美”の、年上好みな理由が印象的な一冊。

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