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「織田信長 乱世の戦い」 へのレビュー
2019年01月07日 NY2017 さん
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三十年近く前に紙の書籍として購入しましたが、だいぶボロボロでスキャナーで取り込むのも本を傷めそうなので、思い切って電子版を購入してみました。 内容は織田信長の生涯を適度な創作も織り込みつつダイナミックに描写したもので、今でも色あせない児童向け信長入門書ではないでしょうか。 少女漫画畑で活躍されていたという作画担当の中島利行氏のキャラは繊細な美男美女だけでなく、 肖像画準拠の決して今風のイケメンではない浅井長政などは見てくれなど関係ないと思わせる智勇と優しさを兼ね備えた好感の持てる人物として描かれていたり、ほとんどの人物が魅力的に描かれています。 「まめちしき」欄で戦国大名の作った法律にかな書きが多かった点の解説として当時品は「農民や町人も読めるように~というものが 今回購入した電子版では「漢字の読めない武士」に、剣豪の紹介で「剣道の達人」が「剣術の達人」といった具合に変えられていたり、 光秀と秀吉の年齢が近いという記述がカットされていたり、研究の進歩や厳密な呼称の違いなどを踏まえて より詳しく当時の事情を児童に伝える努力が感じられます。 ただ、今川義元を討ち取った毛利新助の兜に安芸毛利氏の家紋があるままだったり、 昔の児童書らしいアバウトさもそのまま残っているのはご愛嬌でしょうか? 巻末の安土桃山時代の解説などもカットされていたので、やはり当時品は当時品で死ぬまで大切にしたいと思いますが、 電子版も新たな発見があって購入してよかったと思います。
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