Rapportera granskning(Inmatningsinformation)

キャストさんのお声が低音寄りかつダウナー系の演技なのもあって、何を考えているか読み難いキャラです。
ヒロインはM扱いされちゃうし、彼の行為が単なる嫌がらせなのか、それとも愛情の裏返しなのか判然とせず、終わりまでいい意味でヤキモキしながら聴けました。

最終的に彼女の頑張りが功を奏した事で、彼の本音がどうだったのかが窺えます。
自覚があるかは定かではないですが、嫌がる素振りを見せながらも、何だかんだで内心ヒロインが来てくれて嬉しかったんじゃないかと思います。
鬱陶しいと思っているだけの女子に対してあんなヤらしい事はしないでしょうし、彼女が望めばキスもしてくれますし。

より興味が沸くきっかけとなったのが彼女の意外なゲームの才能だったり、攻略し甲斐のある存在だと捉えている辺り、日頃の思考はかなりゲームに毒されていますが、「お前は俺のものだ」と主張する独占欲の強さが窺えますし、恋愛感情や性欲は普通にある子なんですよね。

ヒロインもただ彼を学校に行かせたいだけの親切心では、男の部屋を何度も訪ねたりしないでしょうし、ましてあんな理不尽なゲームに乗っかって、触られるままになったりはしないでしょう。
実は物語が始まる前から両片想いだったパターンじゃないかなぁと。

翌朝の分かり辛すぎる告白を経て、ケンジ君が彼氏面全開になっているのには思わず笑ってしまいました。
元々ツンデレという設定のキャラですが、終盤のデレっぷりが特に可愛いので是非聴いて頂きたいです。(あとHの後の寝息も……)
本人は「飽きるまで～」と言っていましたが、ヒロインが飽きて捨てられる未来がまるで見えない程です。

ケンジ君のようなタイプに捕まると大変そうですが、彼女には是非とも頑張って、彼の良き「遊び相手(パートナー)」でい続けてあげて欲しいと思いました。