استعراض التقرير

天使と悪魔は管轄が違うだけって感じにどっちも優しい種族な設定のお話。シナリオは毎日どちらにあってどんな勉強をするか、という流れでテキストもシンプルですが、どちらのキャラも毎日の選択肢でしっかり個性を感じられてよく出来ています。

別パターンのハッピーエンドが攻略キャラ二人とも二つずつ完備されていてとても良かったのですが、個人的には赤い羽ルートが切なくて良かったです。大まかな展開は同じになるのですが、キースと一緒に空飛んでる時、夕日に照らされればお前も俺も同じ色の羽だと言った辺りが印象深い。悪魔ルートの早く行けって言った辺りとかの素直じゃない感じとかもですが、ストレートじゃない愛情がかわいい。彼は大団円ルートじゃない方が良さが出てる気がする。

リヴェルの最初から主人公気に入ってて、エンディングでもはっきり名残惜しそうにしてくれる感じとか、悪魔が悪いものではなく悲しみとか死とか負の面に寄り添う感じなのもあって、彼寄りの選択肢選んだ時の優しい感じとかも良かったです。

天使なのに厳しい、悪魔なのに優しいという攻略キャラの王道なギャップとシンプルでしっかり個性を感じられるテキストと凝った設定で、掌編でもしっかり心に残る良作に出来上がっていました。でも天使/悪魔レベルが埋まらない……エンディング回収自体は簡単で親切で良かったです。