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「征徒会~誘惑の日々~」 へのレビュー

オススメ! 書記長を陥落するために

2018年02月02日   ぴんくちゃん さん

このレビューは参考になった x 4人

前作の征徒会で三角関係の一端を担っていた、一真君の物語です。
初めてヒロインと身体を重ねる時は、媚薬を経口したせいで、強引に襲いかかるような行為なのですが、それ以降はずっと和姦です。

一真君は前作同様、明朗快活で生真面目で優しい心を持つ、紳士な男の子です。
媚薬を口にしてヒロインを抱いてしまった時も、彼女を非難せず、自分自身を責めて悔やんでしまいます。
一真君の家族は、みんな仲が良さげで、暖かな家庭といった印象です。
ヒロインは彼の家に招待された時、一真君の兄・総司兄さんに大歓迎されます。
ヒロインに対しても親切で気さくですが、かなりのブラコン男性で、一筋縄ではいかないオーラを放っていました。

一真君と光君が親しくなった経緯や、一真君がかかえていた葛藤も、心を許したヒロインに話してくれます。
始まりは決して好ましいものではなかったかもしれませんが、嘘の恋人同士がお互いかけがえのない大切な人になっていく、少年少女の恋と成長の物語色が強かったです。
光君はこうなることを見越して、ヒロインを誘惑者に抜擢したようにも思えます。
光君の介入がなかったら、二人は親密な仲にはならなかったかもしれないので。

ボーナストラックは、変態愛妻家・凍時さんがメインになります。
凍時さんの出生にはある秘密が隠されていました。
彼の両親の話はホラーではないけれど恐ろしい、でも耳を傾けずにはいられませんでした。
光君の事を語る凍時さんの口調は慈愛に満ちていて、全てを優しく大きく包み込むような父性すら感じられました。
西条夫婦の間を流れる空気が、今までとは明らかに違っていました。
二人の大切な存在の光君が、黒々とした西条の闇を照らし、呪いにさえ打ち勝つ希望の光ならば、嬉しいです。

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