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男性向けのような設定を女性向けで展開される作品が好きなのと、サークルさんのファンという事もあって、購入するという選択肢以外はない作品でした。

作品の楽しみ方は、付属のHowToPlayというファイルに記載されていて、三つのルートが用意されています。
全てのルート共通のトラック1から既にヒロインの身柄は、宇宙人であるノアの手の内にあり、異様な空気感に包まれた状態での幕開けです。
一つ目のルートは、即堕ちです。
二つ目は即堕ちはしなかったものの、ヒロインはノアの与える快楽に屈してしまい、自ら彼を求めてしまいます。
三つ目は洗脳を受け付けず、快楽にも負けないヒロインを称賛しつつも業を煮やしたノアに肉体と精神を改造されてしまいます。

エンディングにあたるトラックは、二つあります。
どちらも、ノアに気に入られ愛されて、完堕ちしてしまったヒロインは彼に身も心も捧げ、恥じらいながらも甘えています。
二人の行為もじゃれ合いながらのらぶらぶえっち感が強めで、ヒロインを抱くノアも心底嬉しそうで、声のトーンも優しさを帯びています。

ノアの事情は本編でも断片的に語られますが、真実はシークレットトラックにあたるトラックまで秘匿されています。
こちらは全ての物語と結末を聞き届けてから、お楽しみ下さい。

ノアの名前から、ノアの方舟が元になっていると想像していましたが、遠い惑星のアダムとイヴの物語だと思います。
美しいイラストに添えられている林檎もアダムとイヴを象徴しているように感じられ、背景の赤い実がなっている木も、林檎の木にしか見えなくなるのも感慨深いです。

キスや耳舐めが多めなのが嬉しいですし、茶介さんの「ん?」もしっかり収録されていて、両耳が幸せな気分になります。
常軌を逸した、宇宙レベルの異類婚因譚としても素晴らしい大作です。