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枇月さんは処女厨で、あちらは馬並みの白馬の王子様でした。
声優さんの甘く痺れるお声の軽やかな笑い声が響いたと思ったら、低めの声色で耳をくすぐられ、迫られる点は、いい感じに卑怯で好きです。
枇月さんの話を聞いていると、神庭は恐ろしい逆ハーレムのような世界だと改めて、認識させられました。

行為はヒロインの心も体も容赦なく責め立ててきます。
前に玩具、後ろに男性器の二穴責めです。
フィストファックは指を一本ずつ入れてきて、最後に拳の挿入でした。
状況説明もありますが、耳からの情報しか入ってこないので、生々しさは和らいでいると思います。

最終トラックでは、枇月さんがヒロインに、彼自身の身も焦がす程の激しく複雑な恋情を向けている事がわかります。
これまでのトラックでも、他の御先に対抗心や嫉妬丸出し発言はありました。
ヒロインは、特に精神面で深く傷つけられてしまったと思いますが、枇月さんも傷ついていて、ラストは、ほろ苦くて寂しくて、ひとかけらの甘さが残りました。
獣姦や調教が前面に押し出されているオメ庭ですが、奥底に珠玉の純愛のシナリオが存在しているところも、心を掴まれてやみません。



三作目の真のネタバレですが、人間界で二人は面識があって、そちらで、肉体関係もあったような感じです。
それを匂わせる事を枇月さんは呟いていたものの、ヒロインが覚えていないという事を前提で、初対面のように接していたのは謎でした。
異世界の物を食べると元の世界に帰れなくなると聞いた事がありますが、ヒロインにも当てはまるのかなあと。
憶測ですが、食事や飲精をして御先の精を受ける度に、ヒロインは現世の記憶が薄れつつあるのかも、と思いました。
二人の間に何があったか興味もありますし、ますますオメ庭から目も耳も離せません。