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「裸の女王はパレード前夜に」 へのレビュー
2019年08月30日 ぴんくちゃん さん
このレビューは参考になった x 7人
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高貴な生まれの女性が、自分より身分の低い男性に堕とされるという設定が、性癖に刺さりました。 一国の女王であるヒロインに謁見中の仕立て屋さんは、すごく飄々としていて、掴みどころが全くない曲者です。 人払いをさせ、ドレスを仕立てるために、ヒロインの体の採寸を行いますが、目隠しをさせ、メジャーを使わずリボンを使用してきます。 何かと敏感できわどい部分をリボンで擦りながら、ここでは最後まではしませんが、彼女を弄びます。 しばらく経った頃、城に再訪した仕立て屋さん。 彼が持参した新作のドレスを身に纏い、ではなく原作の王様と同じく一糸纏わぬ姿となったヒロインは、仕立て屋さんと共に城の庭園に足を運びます。 城内にいた臣下や従者達は、女王に気を遣ってか、見て見ぬふりをしていましたが、庭園で遭遇した少年は、素直に疑問を投げかけてきます。 庭園でそれぞれの任務に就いていた兵士や庭師の見ている前で、二人は繋がる事になるので、見物人有りの公開ショーです。 敬語責めで、慇懃無礼な仕立て屋さんですが、後半になると口調が変化する部分が少々あります。 もしかしたら、こちらの言葉使いの彼が、素の仕立て屋さんではないかとも感じました。 国は国民によって成り立っているものなのに、本当に民を全く見ようとせず眼中に置かない女王様。 庭園では、仕立て屋さんに指摘されるまで、兵士や庭師の存在にも気づかないくらいなので、余程だと思います。 いろいろな意味で、仕立て屋さんにハメられ、大勢の人達の前であられもない姿を晒し、大恥をかかされたヒロインの今後や国の行く末が気になりました。
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