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小説や邦画をひとつ見たかな、といった一品です。
いわゆる水音SEは入ってませんが、リップ音や布の擦れる音などが十分雰囲気を煽ってくれます。

まず、ぽんぽん交わされる軽快な会話。
もちろん想像で補うわけですが、彼と聞き手の言葉の応酬が目に浮かぶようです。
立体音響を楽しみに購入したはずが、このじゃれあいが本当に楽しくてかわいい。しかも会話の行く先を読ませず。
どきどきというか、わくわくです。

Hシーンは、すべて「なまなましい」…かも。
聞き手がとるちょっとした行動にさえびっくりするぐらい背徳感と色気を感じます。
(感情移入すれば…?

普通にクオリティ高いです。
キスされ舐められ舐められ。
耳舐めも水音多めで、むしろつねに声多め。あと声のついでに吐息がかかった感触までしたような。
この調子の変わった声もまた好きで、顔の向きさえ分かるような情景に、繊細に伝わってくる情動。
聞き手が体勢を崩したシーンで、どきっとさせられました。
うーん、立体音響、やはりすごい。
こういう作り込みのこまかいところ、好きです。

主題歌が物語を支えてくれているようです。
ウフフなことをただ楽しむ作品ではないかもしれませんが、これはこれでとても大事なことを形になさっているなと感じました。
個人的にはこういう作品も増えて欲しい。