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「冷酷課長と秘密の残業」 へのレビュー

割れ鍋に綴じ蓋、的なカップル?

2017年12月12日   hamumaki さん

このレビューは参考になった x 5人

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デキる上司との恋愛という、よくあるシチュエーションものだと思って購入したら、想像と少し違っていました。

今作のヒロインは控えめに言ってもだらしなく、そりゃ課長も「冷酷」になるわな、と思ったのですが、見放すこともなく、せっせとフォローしてあげている様子。
淡々と喋るので冷たく聞こえますが、言っていることは注意・叱責の範疇で、むしろ社会人失格レベルのヒロインによくブチ切れないなー、と感心してしまいました。
甲斐甲斐しく頼りがいのある課長には萌えますが、そうさせてしまうヒロインに苛々するかどうかがこの作品を楽しめるかどうかの分岐点になるような気がします。
そこさえ堪えれば、最後には満足感が得られる作りになっていると思うんですが。

大人向けなシーンに入ると、課長はスイッチが切り替わったようにガンガン攻めてきます。
当初期待していたドs上司の萌え成分は、ここでたっぷり回収することができました。
前からヒロインのことが好きだったと告白されますが、ちゃんといい所を見てくれていたんだな、と嬉しくなると同時に、ああいう子が好きだと苦労しそうだな、と不憫に思う気持ちがないまぜになり、ますます課長の好感度が上がってしまいました。(笑)

夜が明けると、すっかり甘い雰囲気です。
酒の勢いによる過ちとはいえ告白もしたし、恋人として振る舞うのはおかしくないんですが、一晩過ごしただけでいきなり同棲を提案してしまうあたり(ただの冗談かもしれませんが)、課長も課長でアレだな、と。(笑)
7トラック目のオチといい、有能だけどズレたところがある人だからこそ、ヒロインとうまくやっていけるのかもしれませんね。
課長と付き合えばヒロインも真人間になれるかと思ったのですが、相乗効果で二人とも益々おかしくなってしまうかも。(笑)
二人の今後も気になるところです。

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