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「何でもない優しい朝に君と甘いものを食べて、生産性のないセックスをして、それから一緒に死んでほしい」 へのレビュー

聴く人を選ぶ名作です

2017年12月10日   hamumaki さん

このレビューは参考になった x 15人

レビュアーが選んだジャンル :

一見、穏やかで優しそうだけど、中身は結構ドロドロしていて病んでいるキャラが好きなので、この作品はすぐに嵌りました。
ヒロインに対する執着心がもの凄いのと、Hの時はノリノリで激しくなるギャップが堪りません。

かなめ先生は恋した結果病む、いわゆるヤンデレキャラというより、頭が良すぎる&繊細すぎる&幸福とは言えない生い立ちによって既に病んでいて、ヒロインと出会えたことによって救われたキャラです。
彼の過去については、画像データで補完してくれているので、その人となりを知れば、もっと今作を楽しめるでしょう。

ただ、救われたと言っても彼の自殺願望が解消されたわけではないようです。
いつかはヒロインと共に死ぬことが幸せだと思っていて、ヒロインもその望みを受け入れる展開になっています。
ある意味、自殺を肯定するような内容ともとれるので、落ち込んだり、元気がないときに聴いた場合、ネガティブな思想を肯定してもらえることでかえって楽になるなど、プラスに働く面もありますが、そのまま負の感情に引きずられてしまう危険性もあるかもしれません。
視聴の際は、十分な注意が必要かと思います。

とは言え、個人的にはかなり満足させていただきました。
もっとかなめ先生のことを知りたい、もっと長く聴いていたいと、いい意味での物足りなさを感じさせる作品でした。
前作の地縛霊という設定が怖かったので、先に今作だけ購入したのですが、前作の方も聴いてみたくなりました。

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