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「征徒会~誘惑の日々~」 へのレビュー
2018年02月01日 hamumaki さん
このレビューは参考になった x 21人
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ただの脇役では終わらないだろうと思っていた一真君ですが、やはり取り上げられましたね。 生真面目で優しいところが初登場時から気に入っていて、救済してほしいと願っていたので嬉しいです。 大失恋を引きずって一年、ようやく現れた運命の人は、光君に脅迫されたヒロインでした。 追いうちかけるなよこの下種野郎、と思う一方、これは彼なりの贖罪なのかも、と思いました。 新しい恋をすれば救われるかもしれない、でも生涯独身宣言するくらいトラウマになっている一真君に勧めたところで、受け入れるわけがない。 だから、こんな無茶な形にするしかなかったのかな、と。 一真君を突き飛ばした不審者の正体が掴めないのも、西条家の手の者だと考えれば頷けるし、あれが決め手で二人が結ばれたので、あながち的外れな推測ではない気がするのですが。 きっかけはアレでも、途中からまるで普通のラブストーリーのようないい雰囲気だったので、光君もほっとしたんじゃないでしょうか。 一真君も光君に謝りたがっていたし、きっといつか仲直りできますよね・・・。 そして、待望のおまけトラック。 1作目から凍時さんを見守って来たファンなら聴き逃せない、とんでもない秘密が明かされます。 呪いを一手に引き受けた形となった凍時さんが、寂し気に語る場面は胸が痛みます。 そんな彼に寄り添う妻の心には、憎しみという名の愛で満ちている・・・それがせめてもの救いだと感じました。 ところで、今回脇役として登場した一真君のお兄様は、何だか只者ではなさそうな雰囲気で、気になります。 彼にスポットを当てた物語が登場する日は来るのでしょうか。 ヒロインの妹さんも、そのうち誰かの毒牙にかかってしまいそうで、心配しつつも期待してしまいます。(笑) 次の作品が本当に楽しみです。
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