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「DollHouse鐘ヶ江 総集編」 へのレビュー
2019年08月17日 hamumaki さん
このレビューは参考になった x 2人
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シナリオに入り込み過ぎて、全編聴き終わった直後の虚脱感から未だ抜け出せていない気がします。 実家没落からの監禁、着せ替え人形ごっこで恥ずかしい写真を撮られる、薬で動きを封じられて下の世話をされる、鐘ヶ江さんが咀嚼した食べ物を口移しに……などの恥辱の果てに待っていたものが、まさかの純愛だと誰が予想できたでしょうか……。(笑) 嗜虐の限りを尽くしてヒロインの心を折りに来ているようで、真実はその逆で、彼女を守る為に必死で悪い男を演じていただけでした。 残酷な現実にまともに向き合ったら壊れてしまうかもしれないから、全てを鐘ヶ江さんのせいにして憎んでいればいい状況を作ってあげていたんですね。 愛する人から憎まれてもいいなんて相当の覚悟でしょうに、そこまでしてでも彼女を自分のものにしたいと思い詰めているのが悲しすぎます。 こんな事をした自分が愛されるわけがないと思い込み、何かにつけて自分を「憎い男」だと卑下するのが、どんな羞恥プレイより聴いていて辛かったですね。 鐘ヶ江さんが行動を起こさなければどのみち家も会社も崩壊していたでしょうし、過程は酷いものであっても、ヒロインは確かに彼に救われていました。 この事でもっと露骨に恩を売る事だってできたでしょうに、決してそうしないところが実に鐘ヶ江さんらしいというか……。 ヒロインも最後には彼の真意に気づき、告白もしてくれてハッピーエンドになるはずが、信じられずにはねつけてしまうなんて、本当に悲しい人ですね。 めげずに想いを伝えるヒロインと、彼女を受け入れることを恐れる鐘ヶ江さんとの押し問答は必聴です。 そこから更に特典を聴くと……。 さすがにネタバレし過ぎかと思うので詳細は伏せますが、もう「良かったね……(感涙)」としか言葉がありません。 白狼さんの演技と素のギャップに驚かされる楽しいキャストトークも付いてますし、本当にお勧めです。
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