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ASMRに触れるのが初めてで、正直今もどんなものか理解できているとは言い難いんですが、今作が囁きの心地良さにとことん拘っているのは伝わってきました。
キャストさんが絶妙な声質で聴きやすいです。
筆記用具の音が大きく聴こえるのも、ASMRならではでしょうか。あれもなかなか心地よい音ですよね。

ヒロインに中出しされる感覚を意識させる言葉をかける所が、特に良かったです。
真綿で首を絞めるようにじわじわとHな方向へ持っていき、いつの間にか自分の意思で先生との行為に興じているかのように錯覚させる台詞運びが秀逸で、女性の性感を掻き立てるツボをよく分かってるなーと感心してしまいました。

ただ、彼女が好きだから手を出したという甘い展開を勝手に期待していたせいで、他の生徒にも同じようにしている事を匂わせる台詞が出て来て、何とも言えない寂しさを覚えてしまいました。
誘惑の口上も滑らかで手馴れてる感がありますし、おそらく常習犯ですよね。
今思うと初対面での挨拶も、AV撮影に臨む女性の緊張を解そうとするスタッフさんみたいな風格があったような……。(笑)

終わった後のシャワーはおろか、トイレで精液を処理する事も許してくれないなんて鬼畜か! とツッコミそうになりましたが、生徒を気持ちよくさせる事にかけてはブレない人です。
一周回って「騙している」のではなく、本気で快楽が成績を上げる鍵だと信じてるのでは? とすら思えてきます。
イケメンの家庭教師にアレコレされたいという夢を叶えるにはうってつけですが、恋愛かと問われると疑問なので、そこは割り切って聴くべきでしょう。
個人的には中出しした責任をとってあげて欲しいんですが、それを言うのは野暮ですよね。

牧島先生にはクセ者感がありますが、初めてでいきなり中出しする以外は特殊なプレイは無いので、ASMRの入門編に適しているのではないでしょうか。