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まず声優さんの綺麗な低音が素敵です。品があります。キャラクターのセリフ回しも、その読み方も上品でとても好みでした。
演技力が長けているのもあると思いますし、声優さんとシナリオ担当さんが同じだからこそなのでしょう、完全に台詞の意図を汲み取った演技で(当たり前ですが・・)通して聞いて違和感をどこにも感じませんでした。
キャラクターが興奮状態になる際単に声を荒げる表現ではないところもかなり好感度が高いです。

プレイ的な内容については格別これは言っておきたいぞ!と言うことは無いので他の方のレビューにお任せしますが、私はキャラクターのしっとりした雰囲気と、あとこれは個人的に作品の評価においてとても重要視していることなのですがラストの終わり方が良かったです。ほの暗い余韻を残すようなこれまた静かな締め方が好きでした。

追加トラックの後日談も元の作品のキャラクターのイメージを壊すことなく作られていて感心しました。
本編でのキャラクターと主人公(聞き手?)の関係が変わった後の話というのは大体何か違和感を覚えるものに多く出会ってきましたがそんな心配はいりませんでした。

拷問中は一切しないキスを所有者という立場になってからは頻繁にしようとするところにキュンとしました