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Reviews for Monochrome "SEX" NO'1
Jul/21/2018 SETZ'
このレビューは参考になった x 23人
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セリフが(ほぼ)無いこの作品には、所謂『ネタバレ』が存在しないのかも知れませんが、具体的にではなくともレビューを上げる方それぞれの解釈が「これから聴く方」の想像力に方向性をもたらさないために、できれば先入観なく、まっさらな状態で聴いていただくことをお勧めしたいです。 それだけ、聴く人が独自のイマジネーションをより広く深く展開できる作品だと思うので。 万屋さんの前作『マイダーリンはセイギのミカタ!?』本編の別枠で収録されていた、今作と同タイトルの『_monochrome_SEX』を聴いた時。あれだけの作品を創り出された企画者さまと演者さまに尊敬と感謝の気持ちをぶちまけずにいられないほど衝撃的でしたが… 今回もまた、あのときの熱い高揚感が再来し、更なる歓びが訪れてくれました。 ナニをしているのか分かりません…? こんなに情景の浮かぶ音声作品、なかなかないと思いますが? シーツの上でふたりが醸し出す、ほんのりと温かみのあるやさしい空気感が…やがて激しく熱気を帯びていく様。その温度の変化すら、自分の身体で感じられる気がします。 表情がどう変わっていくか。淡く重なっていた唇が頭の重みごと被さっていき、優しく触れていた指先はいつしか激しく責め苛む力を込めて蠢くようになる。 セリフがひとつもなくても、演者さんはそのすべてを演じ切っていらっしゃいます。 聴いているこちらの感情を、これだけ揺さぶることができる三橋さん(と、前作の近衛さん)… 通常の(という言い方は正しくないかもですが)セリフによって紡がれる物語以上に、豊かな語彙を持っている気すらします。 本当に素晴らしい…どんな言葉にしたらいいのか分からない…私には語彙が無くて申し訳ない… こんな作品たちを世に出してしまった万屋さん…どうしてくれるんですか(笑) でもまだこの先を期待してます!
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