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世界を脅かす「虚無」と闘うために造られた自動人形は、男達の精を受けることによって力を得る。
というストイック。
こちらのサークル様の音声作品は世界観がしっかり作られているため聴く前に作品説明を読むと、より物語に浸れるでしょう。

メインキャラは自動人形(リスナー)を造った賢者。甘く優しい声で官能の世界に誘われます。男を受け入れるための手管を教えると言うものの、彼の本音はトラック5の1:50辺りから!とてもとても切なく気持ちがこもった語りは必聴です。
優しい命令調ですがどこか懇願しているように聴こえる、自動人形への愛情深い声かけはまるで自分が慈しまれているようで癒されます。
その後のやり取りで明らかにされる彼の抱える運命や、次作品のメインキャラであろう傭兵王も魅力が伺え続きが気になります。
敵である「虚無」として女性が出てくるのですが、私は彼女のコケティッシュで甘い雰囲気も好きです。殿世界を引っ掻き回し、彼らを翻弄し、結末に影響を与えるのか楽しみです。