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「迷ヒ子の家-雪の夜-」 的鑒賞

妖怪ですから……

2019年05月04日   はなな 先生/女士

このレビューは参考になった x 4人

三橋さんの名前と、妖怪の文字につられてしまった。

いきなりネタバレしてしまいますが、メリバです。
メリバと言っていいか、バドエンと言っていいか……。
ハッピーエンド教の自分にとっては辛かった……。

最初は三橋さんの優しいお声も相まって、雪はヒロインにとても友好的で優しく感じます。
このまま幸せな未来へと……続くわけありませんでした。
相手は妖怪ですから。

わかってはいても、これは無いんじゃないの!とヒロインの悲劇を嘆かずにはいられません。
もう少し、違う方法があったのでは……もう少しだけ雪が人間の事をわかってくれていれば、ヒロインが雪の心を理解できれば、お互いの体も心も全て、手に入れる事が出来たんじゃないの。
どこかで間違ったんだよ、やり直そうよ、と悔しくすら思いました……。
だって最後の雪の言葉。
彼は彼なりに、本当にヒロインを愛して欲していたのでしょうから。

妖怪と人間が相容れないものだという事を思い知らされる、ある意味寓話らしいお話だと思いました。

でもやっぱり納得いかない……。
絶対に、ちゃんと二人が納得して幸せになれる方法があったはず……。

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緣由*