舉報鑒賞

こちらのサークルさんの前作がとてもよかった事、渋いオヤジの軍人という事もあり、作品説明も皆様のレビューも読まず、サンプルもお声の確認だけして何も考えずにカートへイン。
そのまま情報を入れずに拝聴。
……あれ。
やっちまったかも。
これ、ヒロイン裏切ってますよね。
上官、それに気が付いてますよね。
あ、薬盛られた。
監禁された。
ですよねー、そうなりますよねー。

……という事で、監禁・凌辱・拷問を予感。
駄目だ、辛いヤツだこれ。
そう思って、暗鬱たる思いで聞き続けましたが。
え?
何それ。
やだ。
そういう事言う?
そんな事する?
ちょっと可愛いんですけど!
……と、気が付けばストーリーに引き込まれ、監禁した張本人のギルベルトにすっかり虜になってしまっていました。

相変わらずのしっかりと練られたストーリー、丁寧なSE、今回は主要キャラ以外にもお声が付いていて、それがまたギルベルトの人柄を、この世界をしっかりとしたものに色付けています。
アイリーンが可愛くて可愛くて。
詳しくは書けませんが、アイリーンだけでもヒロインのおうちに連れて帰らせてよ、と思いましたwww
て言うか、クラウス、ぺけ丸さんじゃないですかやだもう。

とにかく、本当に世界観がしっかりしていて、聞いていて「えー……」と冷める瞬間がない。
R-18パートも取ってつけたようなものではなく、自然な流れであり、あって当然なシーンで「急だな、おい」となる事もなく。(杜撰な作りのお話にはよくある)

しかし、聞いていくにつれ、やはりそうなりますよね、敵同士ですもんね、ああ、やっぱりね……
と、再び暗い気持ちになり。
一人で頑張って生きていこうよ、宝物、もらったじゃん!となった時。
アイリーンのあの可愛らしい声が聞こえて、どれだけ驚いて嬉しかったか。

大丈夫。
ハピエン教の自分が自信を持ってお勧めします。
聞くべし。