舉報鑒賞

あらすじや選択されたジャンルタグから想像するよりもずっと前向きであたたかい気持ちにさせてくれる作品でした。
生い立ちやこれまでの境遇から自分に価値を見出せずすべてを諦観してきた主人公が、教育係である海杜からヴェロニカになるための教育を受ける中で自分の価値を信じられるようになってひとりのとても魅力的な女性になるまでのお話です。
作品内容にもあるように合意の上での行為ですし、痛い、しんどい、無理やり、といった場面は一切ありません。むしろとてもとても大切に扱ってくれます。一夜愛さんのお声も全編に渡って穏やかで優しい語り口なので聞いていて心地よかったです。海杜と恋愛関係になるお話ではないですが心の交流はきちんとあって、何人もの女性をヴェロニカに育て上げてきた彼にとっても主人公は少し特別なのだと感じられるほろ苦さや甘さはあったように思います。最後まで聞いて、どことなく兄妹のような関係性を感じました。
行為シーンはあらすじやジャンルタグに偽りなしで本編100分超のうちおおよそが行為の場面です。シチュエーションや内容が異なるので飽きも来ずお腹いっぱい大満足でした。
少しお高めに感じる方もいるかもしれませんが見合ったボリューム・内容だと思います。オススメです。