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両耳をこぽこぽという心地の良い水音に包まれて、一生懸命「ママ、ママ」と呼ばれていると、聞き終える頃には「ママだよ……」という気持ちになっていました。

サークル様の説明文からもレイくんは「失敗作」であるという設定を持っていることがわかりますが、極端に使用語彙を絞っているところや、何度も同じ台詞を繰り返す描写からも、それをうかかがえます。
自分の出来る範囲での意思伝達に一生懸命でかわいいな、と思いました。意思の疎通ができる、という訳ではなく、質量のある感情を一方的にぶつけられている感じです。

台詞だけ見ると5~6歳の男の子のようでかわいらしくももありますが、華山さんのお声は低めで、ジュルジュルと音を立てながら異性の体を貪る様子は成人男性のようでもあるので、「得体の知れないものに愛されている」という感覚が強いです。

また、音声の処理やSEにとてもこだわりを感じます。

少し人を選ぶかな、とも思うので、サンプルを聞いてみてから決めても良いと思います。