Rapportera granskning

前作のドーズ1がとても面白かったので後編のこちらも購入しました。
ヒロインちゃんが無事彼の元から抜け出し家に戻った先には元の平穏な日々ではなく、マスコミや市民からの中傷や噂など彼女は耐えられなくなり彼の手をとってしまいます。
彼はぽつりぽつりと本当のことを話します。
ヒロインちゃんが笑えば彼も嬉しく、ヒロインちゃんが泣けば彼も悲しい。本当にヒロインちゃんのことを愛しているのだなとひしひしと痛いくらいにつたわってきます。
本番中では、彼は罪悪感にまみれながらすがりつくようなそんな風にみえました。ヒロインちゃんもそれを拒まず受け入れていました。そこには同情のようなものあったのではないでしょうか。前作では貪るように自分に従順にただ致していた彼とは相反する面が見えていました。

ラストトラックのピロートークでは、彼は月に誓ってヒロインちゃんの居場所に自分が永遠になるよと言っています。
私の一意見ですが、シェイクスピアのみなさんもご存知ロミオとジュリエットという物語にロミオが月に愛を誓うシーンがあります。ですがジュリエットはこう返します、「月にかけて違うのはやめて移り気な月はひと月事に満ち欠けを繰り返す。」

結局この2人は悲しい結末を迎えてしまうのですが、打って変わってこの作品の2人の思いが変わればこの先に想いが交わるんでしょうね。そんな日が来ると信じたいです。このふたりが辿るのもまた悲しい結末なのでしょうか…