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「ブラン・カッツェ~枯れた白~Jeu de poupée」 へのレビュー

オススメ! 6時間にわたってキリシマに翻弄され続ける至福

2019年02月01日   貴子 さん

このレビューは参考になった x 25人

聴いたあと、真っ先に思い浮かんだのが『ソドム120日』(笑)。世界史にその名を遺す変態サドが、自分の欲望のままに思い描いた世界を発表した小説です。この同人大作は、まるで作者にとっての『ソドム~』のようです。6時間という収録時間も、そのうち5時間弱がアダルト場面というのも、なかなかに計算された(と、思われる)脚本にも、ヒロインのキャラクタービジュアルを精緻に描く禁じ手ぶりにも、そして主演を第一線の声優さんに依頼したのも、正直、制作側のこだわり、というよりもむしろ狂気をびんびんに感じ取ってしまいました(さらに、お値段も狂気の極み…)。

その狂気(狂気の連呼すみませんw)の製作姿勢に対し、見事に受けて立ったのが主演の茶介氏ですが……いや~、キリシマというキャラクター、素晴らしかった!!文章力が無いため上手く書けないのですが、優しさとと冷酷さ、甘い貌と過激な貌、そしてヒロインを稀有な少女として愛でる気持と淫乱に穢して堕としてやりたいという気持と、その他にも様々な二面性を抱えもっており、しかもその二面の切り替えを自身で巧みにコントロールすることによって(この辺、優秀な軍人という設定が生きているなぁと思います)、ヒロインを翻弄、そして支配するさまが圧倒的に色っぽく……。
正直、あのヒロインと自身を同一化するのは(少なくとも私には)無理でしたw。しかし、ヒロインに意識をジャンク(@FF8)して、ヒロインと一緒にキリシマに翻弄されているような気分には浸れました。6時間、両耳からキリシマ様の支配力と愛のこもった声を流し込まれて至福でした。

気持ち悪い感想すみませんw。同サークルによるトロイメライも素晴らしかったですが、こちらも負けず劣らずの神品でした。今後の作品にも期待します。(続編が出たらメチャクチャ嬉しいですが、この二人の行く末はあまりハッピーなものではないでしょうね……)

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