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白雪姫がクラウスという王子様に引き取られて幸せに暮らしているのを象徴するかのような始まり。寝ている姫があまりにも美しく、王子はそのまま身体を重ねます。途中で姫は起きたものの、寝たふりをして王子に身を委ねる。
優しく純粋な姫はなぜ起きているときに求めてくれないのか不思議に思っているが、王子の言うことを鵜呑みにしている。王子の嫉妬深くて独占欲の強い部分は知らない。
王子の偏愛はそれだけに留まらない。姫との出会い、姫の美しさに心を奪われ、その姿に魅了され、王子は今でもその姿を求めている。
彼女の屍だったから、綺麗だと思って愛してしまった。姫を誰にも渡さない、自分だけのものだと、独占欲をあらわにして、薬を飲ませ続けて、いつか名実ともに自分のものにしようとしているという結末。
お伽話は時として、ダークな部分が見え隠れすることがあるが、この作品はそれに沿ったものだと思った。いろいろな意味でまさに、大人のためのお伽話です。
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