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Avaliações de 吸血鬼は鏡に映らない
09/06/2019 七棲 さん
このレビューは参考になった x 6人
Palavras-chave selecionadas pelo avaliador:
「吸血鬼だけど特に血を吸ったりはしない」全年齢対象作品ときいて、迷いなく購入しました。 が…すごく好きで、苦しいです(超個人的すみません) ぐだぐだ感想書いてしまう前に伝えたいのは【必ず再度聴いてください!】です。 さてさて。人間として生きてきた過去がある吸血鬼のアルベールと、幼い頃にアルベールと出会い、大人になりつつあるヒロインの小鳩ちゃんの一夜のおしゃべり。 (自ら来歴を語ったり、独白したりするので、ナレーション並みの情報量をすべて語り口調で聴けるので、三橋渡さんのやわらかく落ち着いた演技がお好きな方は必聴です★) 永く生きる種族だから感情が乏しい(適合進化のようなもの?)という前提があって、小鳩ちゃんの想いに対してかなり鈍感な展開があって、ヤキモキします。 ヤキモキというか正直「それはないだろぉぉぉ!!かわいそうじゃないかぁー!!」と思いましたよ、まったく…。 ただ、辛くて泣いてしまう小鳩ちゃんとまっすぐ向き合ってのお話と、眠っている小鳩ちゃんに向かっての独白で、あぁそうか…と、アルベールの感情や対応に(私は)納得できました。 悪意ある嘘が露呈したりどんでん返しがあったりではなく、積み重なって腑に落ちるような感じでした。 アルベールにとっては、受け止めている現実だからなのか、無感覚みたいなアルベールだからなのか、そこに強い苦しみや迷いは感じさせません。 それが、なんともせつない…。 サークルさんが付けられなかったという「健全」を選びつつ(笑)、台本のフォントはガラス細工(立体)なんじゃないか?と思えるファンタジックで、血の通った強い気持ちが垣間見える物語。ぜひ、二度三度、聴いていただきたいです。
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