舉報鑒賞

キービジュアルに引かれて購入しました。
プレイすると分かりますが、主人公が本当にどこにでも居る、等身大の女性という感じです。
作品説明にもあるような家庭状況と、作品開始時に起こる事件のため、悩んだり苦しんだりしながら、最終的に「袴姿の男の人」と一緒に事件を解決していきます。
巻き込まれ型の主人公が活躍する話。というのが分かりやすいですが、最初からやる気満々だったり逃げの一手だったり、という性格ではないので、ちゃんと考えて成長しているんだなと思える描写でした。

イラストが丁寧で綺麗なので、そういう場面もすんなり読んでいくことが出来ましたし、文字だけでなく絵でも楽しむことが出来て満足できると思います。
戦闘はかなり優しく作られていると思いますので、それらしい感じの文章が出て来たらセーブ→ロード、で問題なく進むと思います。そうでなくても一度ED到達すればスキップ可能になるので、苦手な方でも安心して遊べるでしょう。
全体的な尺は長すぎず短すぎず、といった感じなので、読み物+ちょっとしたミニゲームがお好きな方は、遊んでみてはいかがでしょうか。

ちなみにこれに加えて、漫画も同梱されたバージョンがあるらしいです。書いているときに気が付きました。
今ではそちらを買えばよかったかな、と思っていますが、何よりもゲームをしっかり遊びたい!という方は、こちらでも十分満足できると思います。