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「裸の女王はパレード前夜に」 へのレビュー

オススメ! 舞台のよう

2019年08月26日   kmyh さん

このレビューは参考になった x 13人

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童話の「はだかの王様」をモチーフにしたちょっとダークファンタジー的なお話でした。
国民に興味のない女王(ヒロイン)のところに新しいドレスを仕立てにやってきた仕立て屋が人払いをして、見る人によって色が変わるとても価値のある布でドレスを作ると話します。醜い人間には布が見えず、そのドレスを纏った女王を見ることが出来ないので、自ずと悪い人間を避けられると。
そのドレスを仕立てることにした女王はまず採寸されるのですが、ソファに横たわらせられ眩しいからと目隠しされて、リボンとメジャーで計られていくのですが、これがエロティックかつ、舞台のようなセリフ回しで、聴いていて不思議な感覚になります。
CV三橋渡さんがアクが強くて妖しい仕立て屋さんをまるで演劇を見ているような、独特な雰囲気で演じていられて別世界に入り込んだような気持ちになりました。
シチュエーション作品を聴いていて「ドラマのよう」「映画のようだ」と思うことは時々ありますが、舞台のお芝居のようだなぁという感想は初めて思いました。
ドレスが仕立て上がり、パレードの前夜に、試着し、お城のお庭を仕立て屋さんのエスコートで散歩しますが、途中出会った花摘みをしている少年に「女王様は裸だ」と言われ、仕立て屋さんの態度が一変します。
国民の声も聞かない女王に国を守られたくない、あなたの中は真っ黒だ、真っ黒な中に入れてやりたいと襲われてしまいます。
仕立て屋さんは女王を懲らしめてやりたいという気持ちで襲ってくるのですが、よくある強引に襲うというよりは、羞恥や身分の下の者に騙されて理解が追いついていない女王を、そのまま更に惨めにする辱める、と言った愛憎とはまた違ったエッチシーンでした。

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