รายงานรีวิว

海に身投げしたヒロインを人魚の王子アクア様が拾うところから物語が始まります。
アクアの執事バドは、王と王妃、人魚の仲間達を殺した人間は敵で人間を拾うなんて!とアクアを窘めますが、そんな悪い人間ばかりではないと信じたい、人間と人魚が共存出来る世界にしたいと願うアクアはヒロインから人間の話を聞き、陸に行きたいと言い出します。
CV栂井栄人さん演じるアクアは人間に興味津々で純粋な可愛らしい人魚の王子と思いきや、バドを叱る時など、王子らしさもあり、そのギャップにきゅんとします。
王子を心配する執事バド(CV神崎智也さん)とのやり取りだけでも、可愛らしくて楽しくて、アクア様とバドの日常…みたいな番外編も欲しくなりました笑
特に、バドが陸上の調査のために作った人間になる薬を使って、アクアがヒロインと陸上に向かうシーンで、アクアの王宮では人間のヒロインも息が出来ますが、海の中では息が出来ないのでおまじないに口づけをするのですが、人間のキスの意味が分からないアクアと、知ってるヒロインとバドの反応、アクアとバドのやり取りが微笑ましすぎました(笑)
陸上で自分の人魚の尾が人間の足になってることに気づき、足の間のモノ(笑)にも気づきヒロインにこれは何か無邪気に聞くアクア様がまあ罪なお方ですね笑
ヒロインが人間の体のことを教えたり(タオルで体についた海水を拭くシーンは、ずっと海中にいたアクアが水を拭き取れるのを知らなくて驚くのが可愛いし、きちんと設定が作り込まれてて感心しました…!)、初めて服を着たり、ヒロインと街中(多分商店街かどこか?)を歩いて人間のこと、人間の優しさを知っていくアクアが、一緒にいてくれるヒロインのことを｢好き｣という感情が分からないまま好きになるのも素敵なな展開でした。
そして、人間と人魚が一緒にいる為に初めて体を重ねて…。素敵で優しい物語なのでぜひ聴いて欲しいです!