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「XXXPrince~Parfum de Rose」 的鑒賞

オススメ! 野獣と番う

2021年01月07日   ろこ3 先生/女士

このレビューは参考になった x 2人

お伽話風のナレーションからお話が始まります。
罪を犯した父の代te公の髪に挿し、決して外してはならないと言い含めます。
晩餐にも顔を見せず、部屋にこもりきりの主人公を心配して、部屋を訪れると薔薇はなく…。
心優しい王子の彼と、呪いによって淫獣と化した彼は、口調も態度もかなり異なるのですが、至るまでの変化が自然で臨場感があります。話中にどちらも自分であると彼が告げる場面があるのですが、まさしくその通り。
呪いに蝕まれた彼に力づくでという展開がありますが、暴力を振るわれるわけではありません。野獣らしく激しく愛されますが、思う通りにならない自分自身に焦燥を抱えているセリフがあり、彼の本意が見え隠れするあたりがロマンスですね。
Endはメリバといっていいのかな。周囲の思惑もあって二人は古城の中で愛欲に溺れていく様が匂わされます。呪いが解けるといいなぁと思いました。
声優さんの御声は低め、やや擦れておりセクシーです。
呪いを受けた彼に引きずり込まれて、愛欲の日々に溺れていく状況を味わいたいときにおすすめです。

* 為必填項目)

緣由*