舉報鑒賞（資料輸入）

このサークルさんの作品は全て購入させていただきましたが、この作品がトップクラスに怖いです。
今回の作品はシナリオが始まる前からセッションの根底に関わる生物が存在しているのですが、そいつがかなりの曲者。
プレイヤーは解決策を見つけるべく奔走しますが、段々と解決の糸口から遠ざかっていきます。恐怖によって思考が逸れるというのはクトゥルフの醍醐味です。
普段の何気ない日常で何気なく行われる行動は一つ一つは小さいことでもそれが集まれば異常性を伴います。それが果たして偶然なのかそれとも必然なのかは読み進めていくうちにわかると思います。
クトゥルフTRPGの恐怖が存分に味わえる作品です。クトゥルフが派手な戦闘ばかりではないことを教えてもらえるでしょう。