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キャラ絵がジャケットとラスト以外なく、実写加工の写真と音楽、ボイスで進行する、シックなノベルゲーム…ですが、
それにしては珍しい、実験作のような試みがほどこされています。
まるでスマホ画面のような縦長のウィンドウ、
地の文にも主人公の朗読のようなボイス(主人公は男ですが、声は女性です)がつくなど、
おそらく作者の方は、既存のPCゲームの形式からもっと便利に、プレイしやすいものを模索しているのではないかと思います。
実際に、ゆっくり楽しみたいお話はオートモードで流すことの多い自分としては、地の文も読み上げてもらえるのは退屈せず、声優の明日葉よもぎさんの演技もあり心地よかったです。

お話は、もう少し陰鬱な話を想像していたのですが、とても優しい時間が流れるストーリーでした。
鬱ゲーが苦手だという人にも、ぜひプレイしてもらいたいですね。