舉報鑒賞

私が同人ゲームをやっていて「おっ!」と(良い意味で)思うのは、「気を利かせてるなあ」と感じた時です。
ルセッティアはまさにそれで、程よいチュートリアルを挟んでくれたり、欲しい時に見やすいところにガイドメッセージを出してくれたりします。あらゆる場面で。

それができるようになるには、ゲームユーザーとしての経験の蓄積、ゲームデザイナーとしての矜持、何よりプレイヤーへの誠意が必要だと思っています。

上記の点だけでも好きになってしまったのですが、本格的にゲームが始まるとまた面白いんです。

ゲーム性はカテゴリで言うと「不思議のダンジョン」系です。一時代を築いたカテゴリですが、ルセッティアはそこに安易に乗っかるだけのゲームとは一味違います。
不思議のダンジョンがなぜ面白いのかを理解して、その土台の上に自分の拘りを乗せる勇気を持っている。
ちゃんと魂を持った人間が開発した、生きているゲームだと感じさせてくれる。
抽象的な表現で申し訳ありませんが、これはプレイすることで分かっていただけるかと思います。
私にとっては、それはとにかく素晴らしいことであり、感動させてもらいました。
開発者さん、ありがとうございます。