舉報鑒賞

購入に際して記事やレビューサイトも拝見。
多くの場所で全体的にクオリティが高いと書かれていたので、どのパートも7、80点でまとまった良作をイメージして購入したが、いい意味で期待は裏切られた。

ボイス/BGM/シナリオ/絵というそれぞれの要素が素晴らしく、好き嫌いとは別次元で凄い完成度。
全体的に高いクオリティというのは、エース不在の良作ではなく、エースが沢山いるという意味だったのだと感じた。

中でも凄いのはボイス。
ほぼ全てのキャラのキャスティングと演技に唸らされた。
紹介にある東と柏葉なる人物が気にかかる人は間違いない内容。
物語終盤の畳み掛けるような盛り上がりと相まって、ニヤニヤを抑え切れなかった。

ウィークポイントをあげるとすれば、これも他のサイトに書かれていたようにボリュームだろうか。
ゲーム内時計がないので断言は出来ないが、おそらく私は10時間程でクリアしてしまった。
これはゲームに量を求める人には物足りない時間かもしれない。

だが、質を重視する人であれば見逃すのは惜しい作品である。
ゲームに量を求めるタイプの私が、素直にこのプレイ時間で惜しくなかったと感じる質だったのだから。

このゲームをおすすめという形で紹介してくれたDLsiteに感謝したい出会いだった。