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「文野さんの文具な日常 1巻」 へのレビュー
2017年06月24日 穂積 さん
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魅力その1:超無口で無愛想なのに百面相 サンプルにも掲載の冒頭ページで語られていますが、本作のヒロインは半ば機械的なくらい無愛想です。 仕事に支障が出ないのか不思議なくらい、本当に数えるほどの単語しか口にしません。 その一方で、自分の世界に入っている時は意外と表情豊かです。 お気に入りのロケット鉛筆をウットリと眺め、文具知識で思わぬ敗北を喫しては頬を膨らませて拗ねたり、カラーペンで妙に女の自信を高めてドヤ顔を決めてきたり、元からの美人ぶりとも相まって一々可愛いです。 魅力その2:男心をくすぐる郷愁 [作品内容]に登場文具のラインナップが書いてありますが、ロケット鉛筆はもちろん、多機能筆箱やスーパーカー消しゴムなどはどちらかと言えば女子よりも男の子の方が夢中になったアイテムではないでしょうか。 それを美人OLが少年みたいに目を輝かせて、自慢げに遊ぶ光景は男から見れば親近感が湧いてきます。 特に、一見すると真面目そうなOLが筆箱を変形・合体させて楽しむ姿は一種のギャップ萌えです。 魅力その3:文具に夢中になると他が疎かになる この美人OLは本当に文具が大好きです。 しかし、だからこそ文具以外が目に入らなくなることがあります。 読者視点を代行する主任が気になってチラチラ見ているのに気づかないのはその筆頭ではあるものの、まだ序の口です。 これの真骨頂は「社員旅行編」で発揮されます。 旅館に泊まります。 普段はビジネススタイルなOLさんも浴衣を着ています。 浴衣って激しく動くとズレてきます。 つまりそう言う事です。
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