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特殊なものやエロ過ぎるものはなく、王道に徹した感のある硬派な作品。
しゃべりや雰囲気づくりに時間を割かず、とにかくこちらがサービスの受け手に回れる作りになっているのも潔くてよかった。
意外とそういう作品は少ない。
録音レベル・編集レベルが極めて高く、ノイズがまるでないのがすごい。
もっとも、ホワイトノイズ(サーというノイズ)がない代わりに、衣擦れや道具が擦れる音といったノイズもばっちりなくなっているので、空間の広がりは感じない。
例えるなら、真っ白な何もない空間で、自分と女の子だけがいるような感じになっている。
また、途中から登場する伊織さんなるキャラが、他サークルの同種のシリーズに登場しているキャラと、声優さん・キャラづけまで割とまるかぶりなのが痛い。
どちらがオリジナルなのかは分からないが、そちらのファンの方は聞かない方がいいかもしれない。
中身もたっぷりだし、シチュ種類も充実している。
一作目として手に取るには向いていると思う。
続編が出たらやはり買う。