리뷰를 보고한다

親の都合で海辺の学校に引っ越してきた主人公とその学校に通う少女の物語です。
体験版には無いですが、製品版には一応日本語対応オプションがあるので(バイリンガルのプロが翻訳しているわけではないので、理解しづらい訳や変な表記も多いですが)英語が分からない人でもストーリーや登場人物達のやり取りが分かる親切仕様になってます。

全体を通して海水浴場というよりかはリゾートや水族館的な雰囲気が漂い、BGMものんびりと牧歌的。(一部を除いて)ゲーム中のBGMを流しているだけでも自分の家が海辺にあるかのような感覚になるほどで、質は高めです。

ストーリーも伏線がそこそこに多く、またその多く(最初の海中の夢、ブレスレットの意味、ヒロインの唐突な哲学的発言、街の昔話など)は回収されており、短いながらもそれなりに纏まっていると思います。

ただ、その「短い」というのが想像以上で、読み込んでも大体30分くらいで終わってしまいます(体験版でもう3分の1くらい)。人によっては物足りない、もっとヒロインのキラちゃんとの日々を描いて欲しい、と感じるかも。
逆に、選択肢の度にセーブしたりという煩わしさも無いですし、2周目も面倒に感じることはほとんど無いです。
2周目以降は必ずグッドエンドに行けるようになってはいるものの、バッドグッドによらず、このゲームの真実と結末を良しとするかどうかは個人差が大きいと思います。
個人的には良い悪い、両方の意味で心に残るストーリーでした。


シチュエーションだとかキャラだとかBGMだとか…あるいはそういうのを全部ひっくるめて、なのかもしれないですがなにか不思議な魅力のある作品です。
値段もお手頃、プレイ時間はライトなので、興味がある人はちょっと触れてみてはいかがでしょう?