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Rezension von "ゆうぐれ、よなか、あしたのあさひ" .

良いゲームだけどシステム周りが惜しい

12/05/2019   ダブルキッシュ さん

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Ausgewähltes Genre vom Rezensenten :

タイトル通りシステム周りが惜しい。まったりしたテンポの話なのは良いのですが、一気に読み進めるよりは少しずつ読むようなタイプの作品で、シーン冒頭からしかセーブデータが読み込めないのはちょっとストレス。プレイに支障はないけれど入力ミスっぽい部分がちらほらあったのも惜しい。

物語は各視点ごとの一話完結っぽい群像劇みたいな構成。悲しい面もあるけれどあくまでもまったりした空気を貫き、恋愛ではない人と人(時々ネコ)との繋がり’、絆を直接的あるいは間接的に丁寧に描き切っています。癒し的な部分でも考えさせる重たい部分でもしっかり綴られていて好感が持てる。人によってはまったり過ぎると感じる点があるかもしれませんが。

季李子視点の回での明るい女の子が自分なりに考えて一生懸命行動して新しい友達が出来る流れと、楓佳視点の仲良くしてる三人組に出会って馴染むまでの息苦しさや救い、関わってしまったがゆえの悲しみの描き方は良かった。

半面ナオヤンと章雄は大きな悩みがないのもあって繋ぎっぽいというかそんな感じだったかな? 女子二人みたいな乗り越えるべき山場はなくてもいいけど、二人が仲よくなった頃の話とか、会話じゃなくて具体的な回想でしっかり見てみたかったなーって思いました。キャラ的にはこの二人が好きだったので。

若干の難点はありますが、終盤の例の二人の会話は涙が出ました。システム周りとかストーリーテンポが許容できるなら、ところどころ来るものがある良作ノベルだと思います。

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