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「鉄条の囹圄」 へのレビュー
2019年07月01日 ダブルキッシュ さん
このレビューは参考になった x 5人
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これはある兄弟の、ある「作者」の、愛する者へのラブレターみたいな作品だなあと思います。「作者」もキャラも血反吐吐きながら綴られたんだろうなあ、みたいな。かくいう読み手の私も何度心えぐられて絶望したかわからんですwwラブレターが人の心を抉らないとは限らない。 手法そのものは多分一周回って王道だと思うんですが、こうも泥臭くしつこくひっくり返されまくるとこの作者にしか描けんなあと思います。 最後まで読んだら確かに素晴らしい物語だったけど……いろいろ反則www色々振り回されたけど最後のあのCGにはやっぱり泣かされたし、むちゃくちゃな物語を綺麗に閉じたキャラクターと「作者」に中指立てながら拍手するしかないような……兄弟の物語としては歪みも泣き要素も含めてとにかくすごいとは思います。 最初はをろくかわいいとかデレデレしてたし敵側の歪んだ親子愛とかにも泣いた気がするけど後半で全部吹き飛んじゃった。 でも正直ラスボスはあまりにしつこいし性格悪すぎて嫌いです。彼の苦悩と贖罪は理解出来ますが全てを肯定は出来ない。 それはこの作品に対しても同じかなあ。休日に朝から夜まで休憩挟みつつも最後まで止まらないくらいは面白かったです。でも個人的な気持ちとして全肯定も出来ない、そんな作品。 決してそれだけではないとはいえ、キャラと途中までの物語を素直に楽しんでた読者に小便引っかけてるような作品ではあるからね。(キャラに対しては比喩でなく本当に引っかけてる)。いやでも途中で出てくる「主人公」のキャラはやけに鼻につくなーとは思ったんですよ、うん。 本当、ある種の狂気みたいな作品だと思う。これ書いた作者もあがいたキャラクターも最後まで付き合っちゃった読者も。なんというか、カテゴリーエラーな作品。 ※このレビュー内の「作者」は現実の作者を指すものではありません。念のため。
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