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「DEAD END JUNCTION」 的鑒賞

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2017年08月04日   0ND15K 先生/女士

このレビューは参考になった x 11人

舞台は獣人などが存在するものの、ダイムノベル、荒野、アウトロー等の要素が有る、西部開拓時代に似た世界。主人公は西部の田舎に住むカウガール。早撃ちに自信のある、女性らしさはなくとも明るく活発な女の子。家に届いた大統領からの手紙をきっかけに彼女は故郷を発ち、旅に出る。それがその時は思いもしなかった、それこそ彼女が好むダイムノベルのような大冒険の始まりだった。以上が大まかな冒頭のあらすじだ。
物語を綴るテキストは、いかにも西部劇らしさを感じさせるウエスタンチックな洒落た言い回しやルビが豊富で、読んでてとても心地よい。
キャラクターの立ち絵は表情、アングル、表し方も豊富でとても良く、背景も文句の付け所はない。一枚絵は魅せる場面でしっかりと魅せて、盛り上げるタイミングはバッチリだ。
ウエスタン冒険活劇の宣伝文句に恥じず、区切り時に悩むほど見はまってしまう面白さがある。丁寧な王道でもあり、西部劇だからこそ描ける要素が多々あって簡単に飽きさせない。
キャラデザの良さは見ればすぐ解るだろうが、文で描かれる性格や内面は皆、かっこよかったり可愛かったりでとても魅力的だった。キャラが重視される風潮の今であろうと、他作品に劣らない。西部劇らしい洒落た台詞回しがキャラをより魅力的に仕上げており、この作品ならではの個性的な魅力がある。大人も子供も、敵も魅力的に表現できるのは面白い作品ならではだろう。獣人やエルフなどの異種族が登場するのもまた、”好きもの”にとってはプラスだ。
西部開拓時代らしく生と死が身近にあり、生きること、働くこと、といった哲学的なことも一考させられる。しかし西部劇らしく時にシリアスさと”ファニー”さが混ざり合い、肩をこることもない。
王道物語やウエスタンな作品が好きな人は、その雰囲気を存分に感じることができるだろう。それに興味のない人もこの作品に触れれば魅力を解ってもらえるはずだ。

* 為必填項目)

緣由*