難しすぎずしかし簡単すぎず、やりごたえのあるRPGです。
敵とのレベル差による経験値取得補正があるので控えキャラの成長がやりやすく、過去作では辟易とさせられた複数PTに分かれてのダンジョン攻略(普段育ててないキャラを急きょ育てなきゃいけない)も、割とさっくり攻略できたのは改善が見られる大変良いポイントでした。
オートセーブのためかボスキャラに低確率のドロップが設定されていて運が悪いと何度も綱渡りの戦いを繰り返させられるような仕様も削除されていて、とにかくやりやすかったです。
グラフィックもロマサガのようなSFC時代を彷彿とさせる美麗なドット絵をメインに構成されています。
変に今風を意識したせいでチープ感が目立ってしまうゲームと違い、最初からドット絵での懐かしい雰囲気で構成されているので発売から7年たってからプレイしましたが古さは感じませんでした。
難易度もwiki無し全滅時のヒント無しEasyモードOFFの初見プレイで程よい難易度で楽しめました。
何度か全滅するボスもいましたが、やられるたびに「これはあれがトリガーになって発動してるのでは?」「これは物理っぽいからこれで防ごう」等々、試行錯誤が楽しかったです。
レベルを上げて物理で殴るというよりは敵に対してこちらのメンバーと装備とスキルの組み合わせを考えて勝ちパターンを構築する方が重要なのでキャラ育成より装備集めの方が大変かもしれません。
固定メンツで終始プレイすることも難しく、興味のないキャラを入れてお気に入りのキャラを外さなきゃいけない場合もあるのは人によっては苦痛を感じるポイントかも。
成長ポイントの割り振りやキャラと装備の組み合わせ、持っていくスキル等にうんうん頭を悩ませている時間が至福に感じる人にはオススメの作品です。
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