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「オーディオドラマ「シロネコテイル」」 的鑒賞
2017年09月12日 TKTR 先生/女士
このレビューは参考になった x 2人
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ひとの中にある「デリケートなテーマ」。それを鮮明に突き付けて、問いかけられる。そんな作品でした。 やはり「命」や「責任」をテーマにしたこの作品は、あらすじの中にあるようにシリアスで辛いです汗 しかし、私はこの作品を聴き終えたとき、自分の心の中の「もやもやした影の部分」が整理され、見えている世界が少し広がりました。 「この作品がある」ということは、 ・自分が嫌になって苦しくて苦しくてしょうがない ・自分を守ることに必死になって、相手のことなんて考えられない こういう感情は自分だけではない、みんなが持っている感情なんだと思いました。息詰まってもいいんだなあ、後悔することって自分ひとりじゃあないんだなと思うだけでも、「ほっと」しました。 はっきり言ってしまうと、1度聴いてすべてがわかるような作品ではないと思います。(私もわからなかったのですが・・・) もしかしたら、何度聴いても、もやもやが残るかもしれません。ただ、その「もやもや」した不安定なものが、「生きていたら見つけられるもの」なのかもしれないと感じました。だとしたら、これからも「生きてみたい」と感じてしまいますね。 また、この作品のあとに「シロネコテイル・リライト」をお聴きすることを推奨します。より一層、物語の理解が深まると思います。
(* 為必填項目)