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「夏の終わりのモノローグ」 へのレビュー

オススメ! どうしようもなく刺さる

2018年08月28日   Rian さん

このレビューは参考になった x 0人

色々な面で、ここまでやるか、という感じの作品でした。
今まで以上に没入感が有り、心に刺さるものがありました。

個人的に「白い死神の森の歌」での演技を凄く気に入っていたのもあって、再度みもりあいのさんを起用した点で凄く楽しみにしていたのですが、何もかも想像を絶しました。
概要にもあるのですが今回は(今回も)目一杯泣くし、特に例の場面では…。
しかしそれだけではなく、バイノーラル録音を活用した甘々な場面も素晴らしかったです。むしろ、そこが有るからこそ他の場面が刺さるのかなあ、とも思います。
後、単純にみもりさんの声質が完璧にハマっています。その声の持つ幼さ、儚さがこの作品、そしてリッカという人物に見事にマッチしていると思いました。
最高でした!今後もまた、みもりさんの演じる自分に自信がない系少女が見られたら嬉しいです(小声)


恐らく今回制作の上で重視した点でもあると思うのですが、作品としての表現力の高さに驚かされました。
モノローグという形式を取り入れ、単純な会話以上の背景を描いている事。そして、その形式を目一杯活かした…これ以上はちょっとネタバレになってしまうので控えます。
そして内容の組み立て方もこの上なく綺麗です。容赦がないとも言います(?)
どうしようもなく胸が苦しくなり、思わず涙が出てしまうような感覚。それでいて、聴き終わった後に残る感情は哀しみだけではありませんでした。
「声だけで」と言ってしまうと失礼かもしれませんが、やはりその手段だけでここまで心が揺さぶられるとは思いませんでした。


そんな物語ならではの結末、リッカという過去最高級に自分に自信がない少女だからこその最後の独白を是非見届けてください。
ひたすらに心に刺さる作品ですが、だからこその美しさもあると思います。

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