舉報鑒賞

私は普段、この手のオリジナル漫画はあまり読まないのですが、
この作品の持つ不思議な魅力に惹かれて購入しました。

ファンタジーと言ってもいいのかよくわからない世界観で、
主人公の女の子がツノ屋という、少し変わったお話と価値観をテーマに物語を展開していきます。

ツノ屋の主人公と泣いている女の子のやりとりを見ていると、事ある毎にお婆ちゃんに
泣きついていた頃の昔の自分を思い出しました。誰かに個性を認めてもらえるっていうのは大事ですね。

ほのぼのに見えて、実は結構重いお話しを扱っていたりするのがこの作品なのですが…
読んでて憂鬱になるどころかむしろ心が落ち着くのは、ツノ屋の女の子の魅力と絵のタッチが
とてもやわらかく、温かみがあることも大きいです。個人的にはとても好きな画風です。

絵でもお話でもいいので気になったら手に取ってみてはいかがでしょうか、きっと不思議な魅力を見つけられると思います。