舉報鑒賞

アクションというよりも、ALICE-Frame の成長を楽しむ作品です。

とはいっても、序盤は各パラメータが低いため、アクションパートにかなり苦戦することになります。
ただ、周回するごとに能力を引き継いで、少しづつ強くなっていくので、アクションが苦手な人もそこまで敬遠する必要はありません。

そして、このゲーム最大の目玉は、やはり ALICE-Frame の人工知能の成長でしょう。
ただの「知能」でしかなかったものが「心」と呼べるものにまで成長するのです。

そして、成長した人工知能は、我々に哲学的な命題を突きつけてきます。
人の心と機械の心は何が違うのか、このゲームを終える頃には自ずと考えるようになっているでしょう。

同人作品でここまでメッセージ性の強い作品は珍しいです。
産業の中枢に人工知能が携わるようになると言われている昨今、人の心を改めて見つめなおす意味でも、プレイしてみる価値があると思います。