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Ulasan untuk #nama#

    • 物語の質自体は非常にいいと思います。民俗学とオカルトという要素がうまく使えていますし、特に民俗学に関しては考察が非常に深いです。しかも薀蓄を延々と資料という形で語りつつも、きちんと必要な結論だけを一言でまとめてもあり、読むのが苦痛ということもありませんでした。
      登場人物も主人公を含めて五人、という点で無駄がありません。全員の心理描写も無理がなく、一人ひとりの行動にも疑問を抱くことなくすんなりと受け入れられます。
      文章も明るい場面は楽しく、不気味な場面は恐ろしく(普通に怖かったですw)、とメリハリがあって、読んでいて引き込まれました(連続で同一人物の台詞を置いたりするのは少し違和感ありましたし、表現も標準という感じではありましたが)。

      ただ主人公の心理状態がきちんと考え抜かれているせいなのか、物語の途中にある選択肢はどれを選んでも、主人公がその後に取る行動に変化があまりないです。攻略ルートの変更のためにある選択肢、って感じだと思います。
      それに登場する四人の女性の中で攻略できるのは二人だけ、という点も……まあ、物語の内容からして、それが自然だとは思うんですけどね。もうちょっとエンディングの数や選択肢の物語への影響を持たせてほしかったかも。

      無駄がなく、綺麗な物語。伝奇物としても完成しているけど、ゲーム性はちょっと……という感じです。
      ただ、トルゥーエンドは泣けますw 数多ある「綺麗な物語」を好む人には、とてもお薦めできる作品だと思います。

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