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「勇者様は俺の嫁っ!」 へのレビュー

    • 2017年10月27日
      レビュアーオススメ!
      ストーリー+エロであり、ヒロイン・アーティアを中心に据えた長編RPGである。

      エロは基本的に、選択肢ミスによるBADルートで凌辱される様を描いてゆく。ヒロインは清らかさを大事に思っており、大切に守り抜いた処女を無惨に散らされるBADの屈辱と喪失感はかなりよい。シーンをいくつも展開させ、目まぐるしく変わるスチル絵で犯されるので勢いもグッドである。他にも娼婦になる・快楽に自暴自棄になるなど、転落を強調させたエロBADもあり、様々な惨めさを見せてくれる。間違った末の人生ともいえる扱いなので、どれも長めの尺がとってある。
      初々しい和姦も情熱たっぷりの交わりもあり、ただのエロではなく、その時のアーティアの心情描写の役割も果たしている。結果、エロとしてもストーリーとしてもシーンを楽しめる作りとなっている。

      シナリオはメイン・モブ問わず生き生きと描かれており、伏線の貼り方と回収も見事である。たとえば主人公アーティアと他キャラの掛け合いだけではない。本作では繰り返しいろんなキャラの過去回想シーンが流され、今に至るまでの人生を見ることができる。これにより、ただのキャラAではなく、名前を持った確かな「ヒト」を実感でき、脇役のいない作品となっている。特にうまいと思ったのは、BADルートの使い方である。BADでは粗暴な男に過ぎないキャラが、本編ではそこまで悪くない部分もあることが示され、一様でないことが明かされる。こういった多面的な描写がそこに生きる人々の厚みを持たせ、作品の深みを増しているのである。
      伏線も、モブキャラのさりげない台詞がのちに出てきたり、無関係なことが活躍したりと、常に心地よいカタルシスを与えてくれる。

      総評として、「ストーリーアダルトゲーム」を作りたいという強い意志が完成させた濃密な本作、ガッツリ遊びたい方もエロRPGファンも区別なくおすすめである。
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      2人が役に立ったと答えています

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