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「そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ」 へのレビュー

魅力と不快感

2010年08月05日   てふ さん

このレビューは参考になった x 10人

個人的には好きだが、かなり人を選ぶ。
キャラも可愛らしく雰囲気もライトだが中はパズル性の強い古典的なADVのため安直に『おすすめ』は出来ない。

特徴的なのはANOSシステムと記憶管理システム。
ANOSは所謂スキップやバックログ、シーンジャンプを兼ねたもの。
記憶管理は例えるなら探偵ゲームにおけるメモ帳(質問項目や状況の管理)。

この手のゲームの醍醐味は悩んだすえ解決することにあると思うのだが、この為の方法が残念だった。
単純に言うと「同じシーンを何度も読む事を強いる」というもの。
元々文章や演出が、やや冗長な上同じシーンを何度も読むことになるので読む事に対する楽しみ、物語の進める快感はどんどん磨耗していく。
DEAD ENDのようなものがなく気分の仕切り直しが出来ない事、そして「セーブが1箇所」しかなく文章自体を純粋に読み返すことが出来ないのも大きい。

なんだか辛口になってしまったが、このゲームの面白かったところはゲームであることをうまく利用していること。
文章だけではなく背景や音といった様々な部分にヒントが隠されている。こういった所はとても面白かった。

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