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異種姦ものはあまり好みではないのですが、レビューに惹かれて買ってみました。

まず最初に、この作品は上の「作品内容」の通りの内容で、その点で期待を裏切ることはありません。
凶暴な獣が、何のゆかりも無い少女たちを次々と襲っていきます。


なのに、それだけで終わらせないのがこの作品の良い所。

良くありがちな、襲われた女の子たちをただ「ヤリ捨て」にするのではなく、その後の様子までしっかりと描かれます。しかも単純に鬱になるのでもなく、襲われた事を胸の傷として残しながらも、それをきっかけとして前に進む姿を見られます。

主人公の獣がある意味「純粋」な存在と言えるのも良いです。
獲物を弄ぶ事はせず、ただ目的を果たす。
母胎となる体を徒に傷つけたりしないし、その身に危険が迫れば当然のように守る。
強姦ものなのに主人公が邪悪な存在ではないというのも、獣ならではと言えるでしょう。

この2つの要素のお陰で、ストーリーが必要以上に暗くならず、プレイ後にはむしろ清々しささえ感じられるのが面白いです。しかもやたら説教臭くなる訳でもなく、なんとなくほのぼのとさせてくれるのです。


多少の誤字などは見受けられますが、文章の魅力で補って余りあります。
ゲーム性もなかなかですし、女の子のジャンルも豊富です。

異種姦ものがちょっと苦手、という方も一度触れてみて欲しいです。